はじめに
今回はカーネギーの書いた「道は開ける」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。
人生に悩みはつきもの。仕事・恋・家庭・お金、数え上げたらきりがありません。
私🍏は悩みがない人生なんて味気ないと思っています。
悩むからこそ人生は楽しい。悩み、苦労、疲労、から得られるものは数多く有りますが、楽しみ、喜び、歓喜、成功から得られるものは自身の自惚れと、もう少しで訪れる大きな失敗しかありません。
ただ、そうはいっても悩むのはつらいですよね。今回は悩んでいる人に是非読んでほしい本をご紹介します
道は開けるのテーマ
「道は開ける」はこんな人におすすめ
・悩んでいる人 ・心配性な人 ・悩む事を忘れ幸せな人生を歩みたい人
「道は開ける」についての概要
この本は著者であるカーネギーがビジネスマン講師として働くなかで、受講生の多くが「悩み」を持ち、自身のパフォーマンスを著しく落としてしまっている事に気づき、それらをどのように解決すればいいのかを研究し、その研究結果をまとめたものである。
カーネギーは人類がどのように「悩み」を抱きどのように解決すべきかを調べるために多くの伝記を読み、多くのインタビューを行い先人たちの悩み克服法を学んだ。
そして自らの教室で受講生にそれらを実生活の中で応用しどのような結果が出たのかをまとめたものである。
この本について
概要でも書いた通りこの本を開くと最初から最後まで悩みを持つ人が出てきてどのように悩みを克服したのかという、実体験が書いてあります。
こう聞くと何か画期的で斬新な解決方法が書いてあるように思えますが、カーネギー自身も言っているとおりに目新しいことは書かかれておらず、その代わりあまり実行されていないことが書かれています。
つまり、私達は悩みに対してどのように向き合えばうまく克服できるのかを既に知っているにも関わらわず、実行に移せていないためにこうも苦しんでいるのです。
この本を読み得られるものは革新的な解決方法ではな、あくまで悩みについての克服体験からそれらを実行に移せる勇気です。
今回はその多くの克服方法のなかの一部を抜粋して紹介したいと思います。
悩みについての考え方。
今日、1日の区切りで生きよう
現代では多くの人が多種多様な悩みを抱えて苦しんでいますが、その多くの悩みは基本的に自分の創造物でしかありません。
「過去のあの行動をしなければよかった。もっとはやくに気づけばよかった」・「将来自分がどうなっているか不安だ」このような、考えても状態が良くならない後悔や、まだ起きてもいない・そしてまだ起こるかも分からない未来について私達はクリエイティブに想像力を膨らませ頭を悩まします。
頭ではそんなこと考えてもしょうがないことは理解していますがそれを実行にうつすのは難しいものです。
加えて今まさに起きている現在の問題を頭に入れてしまうと私達は過去・未来・そして現在と3つの問題を同時に抱えていく事になります。そしてやっかいなのはそのうち2つは考えても意味がないのです。
未来を配慮し建設的に計画を練るのは有益ですが、単純に未来を心配してしまうのは有益ではありません。
今を一生懸命生きるために
カーネギーはロバート・ルイス・スティーヴンソンのこの言葉を紹介しています
「自分の荷物がどんなに重くても、日暮れまでなら、誰でも運ぶ事が出来る。自分の仕事がどんなに辛くても、1日なら、誰でも出来る。太陽が没するまでなら、誰でも快活に、辛抱強く、親切に生きられる。そして、これこそが人生の秘訣そのものだ。」
どんなに優れた人でも過去と明日の重りを背負いながら生きていけば倒れてしまいます。余分な重りは捨て、現在の重りだけを持つことが出来ればどんな人でも快活で楽しい人生が送れるのではないのでしょうか。
悩みを分析する効能
悩みによって気持ちがふさいでしまう時は人生において多くありますが、時間がたちふと冷静になった時自分が何故こんなに悩んでいたのか不思議に思うことはありませんか。悩みを時間によって消滅させてしまうのは有効的だとカーネギーは紹介していますが、この本を読み個人的にさらに有効だとおもったのは、悩みについて逃げるのではなく正面から立ち向かうことです。
ここではこの本の実体験から2つ紹介したいと思います。
「方法1」
1.「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。
2.やむえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
3.それから落ち着いて最悪状態を好転させるように努力する事
「方法2」
1.悩んでいる事柄をくわしく書き記す
2.それについて自分に出来ることを書き記す
3.どうするか決断する
4.その決断をただちに実行する
上記にあげた2つの方法はどれも悩みから逃げるのではなく正面から向き合っているように思います
。就職活動がうまくいくか不安。来週までの提出物が間に合うか不安。人間関係への不安。仕事への不安。
このように何が不安なのか分かっているのはまだいいですが、不安材料が2つ3つと重なると自分が今何に不安なのか分からなくなり、何から手をつけて良いのか分からなくなり、不安が一掃大きくなります。
一つ一つは小さなものにも関わらず、想像力豊かな私達は分析出来ていないがゆえに、とてつもない大きな物にそれらを作り変えてしまい押しつぶされるのではないかと錯覚してしまいます。
まずは上記にあげた方法で紙に自分の悩みを書き出し、分析し、悩みから逃げることなく向き合ってみましょう。
面倒ごとを直視するのは億劫ですが、結局逃げるとさらに大きくなって自分に返ってきます。
そして「やらないといけないとわかっているけど・・・」という精神状態のまま休息するとまともに休息することもできません
。悩みに対して臆することなくファイティングポーズをとって正面から向き合いまずは分析しましょう。分析すると自分は非常に小さいことで悩んでいたなと思うことが出来ます。
そして分析したうえで状態が良くなくても少なくとも受け入れる覚悟はつきやすいと思います。敵の状況を知っているのと、知っていないのでは、不安感から同じ敵でも、とてつもなく強く見えてしまいます。
仮に最強の敵であったとしても分析をしっかり行うとなにか打てる手はないかと気持ちと行動が後ろではなく前のめりになるはずです。
この本を読んで悩みについて思う事。
今回「道は開ける」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしてみました。
カーネギーの記した数多くの悩みについての実体験を読んでいくと「失敗し、苦労し、挫折し、悩み、その悩みを克服した人は幸せに生きている」ということに気付きます。
ほっといたら勝手に悩み事を作る自分の心を支配し、悩みを克服することに成功した人は毎日の生活は楽しいはずです。
これはお金では解決することはできません。お金持ちでも、心の病におかされ病気になる例は数えきれません。
しかし、最初から悩まず生きていくという器用な動物ではない私達は本当に悩んで悩んで死にたくなるような時期が誰しもの人生に訪れます。
その時に目を背けず悩みと向き合うことが出来る勇気を持った人だけが自らの心を支配できるスキルを手に入れることが出来るのではないでしょうか。
大げさかもしれませんが精神的にまいると私達の体の多くの器官は正常に働かなくなり、様々な病に派生します。
この本を読み悩みという誰しも一度は侵される病を克服し素敵な人生を歩まれてはどうでしょうか
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