はじめに
今回はJ・K・ローリングの書いた「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」について書きたいと思います。
この作品はハリーポッターシリーズ全7作品の中の3作品目となり、過去2作品と比べると物語の雰囲気が一気に深くなり、このアズカバンの囚人を境にハリーポッターシリーズの流れが変わる重要な作品です。
新たに登場する人物も最終巻まで活躍するキャラクターが登場し、ハリーに関する過去が色々と明らかになり、個人的ですがハリー・ポッターシリーズで1番好きな作品です。
私は小さい頃ハリーポッターシリーズを読んで読書の楽しさを知りました。
小中学生には本当オススメの作品なのでお子さんにプレゼントして家族で読み合いしてみて下さい。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のテーマ、魅力、キーワード
・友情
・裏切り
・過去
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」はこういう人にオススメ
小中学生
小中学生を持つ親御さん
ワクワクしたい人
あらすじ
ハリー・ポッターはホグワーツ3年生としてダドリー家で夏休みを過していたが、ダドリー家の親戚であるマージがダドリー家を訪れハリーに執拗な嫌がらせを行う。ハリーは耐えきれなくなりマージに魔法をかけ風船にかえてしまう。
ハリーはそのままダドリーの家を飛び出し漏れ鍋へ移動しそこで魔法大臣のファッジと会う。未成年魔法使いによる魔法の行使は禁止行為ではあるが、ファッジは特にハリーを咎める事なくハリーの場を去る。
その後友人のロン達と合流するがそこでハリーは自分の親を裏切ったシリウス・ブラックがアズカバンの囚人を脱獄し自分の命を狙っているのを知る。
ホグワーツでは凶悪犯のブラックが脱獄した為ディメンターという吸血鬼が警護に当たるという異様な中新学期がスタートする。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はバックビークの刑執行の帰り道、死んだと思っていたロンの飼いネズミであるスキャバーズを見つけるが、突然現れた大きな黒い犬にロンとスキャバーズが襲われ暴れ柳の中までさわれてしまう。ハリーとハーマイオニーは急いで跡を追いかけるが、黒い犬の正体はブラックでハリーはブラックから自分の両親の死にたいしての真実を伝えられる。
物語の深さ
冒頭でも書いた通りハリー・ポッターとアズカバンの囚人から、ハリーの過去が明かされるようになり物語が一気に深くなります。
1.2年生のハリーと比べるとハリー自身も大人になり、大人の意見を聞くというより自分で色々考えて行動場面がより顕著にみられるようになります。
更にハリー・ポッターとアズカバンの囚人では両親の親友達、両親の死について色々と解き明かされ、
物語の時間軸が現在だけでなく、過去についても明らかになるので、シリーズとして物語が益々広がっていく面白さがアズカバンの囚人にはあります。
特に後半は様々な伏線が回収されていくので非常に面白い作品だと思います。
ハリーの成長
ハリーポッターシリーズを読んで感じるのは完璧な善人などいない、ということです。
ハリーを含めた登場人物全員が何かしらの悩みや人間としての欠陥をかかえています。
フレッド、ジョージほどではないですが、校則を入学当初から破って来たハリーはアズカバンの囚人くらいから、ハリーは思春期を迎えはじめ更に周りの大人の言う事に背くようになります。
ハリーポッターシリーズはハリーの成長を描いた長編なのでハリーの難しい思春期の心も、ハリーの失敗も成功も醍醐味の一つだと思います。
賢者の石、秘密の部屋と比べるとハリーの心の変化が強く感じる作品となっており、少年から青年にかわるハリーの成長を感じることが出来ます。
最後に
今回は私なりに「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」について、あらすじ、感想、解説を書いて見ました。
3作品となり物語が更に大きく動いていきます。
私はハリーポッターシリーズをリアルタイムで読んでいたので、ハリー・ポッターの最新巻が出ると、私自身も学年が上がっていました。
ハリーが思春期を迎えれば私も思春期だったので凄く共感しながら読んでいたのを覚えています。
ハリーは3年生となり徐々に子供ではなくなってきます。
ハリーの成長と自身の成長をリンクさせながら読む事が出来たのは今思うと、とても幸せだったと思います。
なので、是非今の小中学生にゆっくりで良いのでこのハリーポッターシリーズを映画ではなく本で読んで見てほしいと思います。
新たに登場するハリーの父親の親友達、ハリーの新しい箒、ホグズミード、ハーマイオニーの不可解な動き、忍びの地図。
面白い要素が盛り沢山でシリーズの中で1番好きな作品です。
アズカバンの囚人を境にハリーポッターシリーズは暗い物語になっていくのでポップさは無くなってしまいますが、物語は深くなっていくので大人でも楽しめる作品になっていきます
ハリーポッターシリーズは完結しましたが、今の子供達にも是非読んでほしい作品なので、当時ハリー・ポッターに夢中になった親世代が改めてハリー・ポッターを読み返し、自分の子供にもハリー・ポッターをプレゼントしてほしいと思います。
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