今回はエミリー・ブロンテが書いた嵐が丘について私なりに簡単に、あらすじ、感想、解説をしていきたいと思います。
嵐が丘はエミリー・ブロンテが書いた作品でモームの世界10大小説にも取り上げられている作品です。
アーンショウ家とリントン家の三代に渡る人間模様をえがいた長編作品なので、読む人にとっては復讐劇、愛の物語、など抱く感想が大きく異なる作品ではないかと思います。
色々な感情が湧く作品ですが、エミリー・ブロンテはこの嵐が丘が小説家としてデビュー作であり最後の作品という事実に驚くかと思います。
長編作品ではありますが読んでみると難しくなく内容も面白いのであっという間に読める作品だと思います。
是非手にとって読んでみて下さい
嵐が丘はこんな人にオススメ
古典作品に興味がある人
海外文学に興味がある人
あらすじ
孤児のヒースクリフはアーンショウ家に引き取られ、アーンショウの娘であるキャサリンに徐々に惹かれていく。
しかしキャサリンはリントン家のエドガーと結婚し、ヒースクリフはアーンショウ家とリントン家への復讐を決意する。
物語構成
嵐が丘は都会の人間関係に疲れたロックウッドが都会を離れたヨークシャの荒野にあるスラッシュクロスと呼ばれている屋敷を借りる所から始まります。
そこでロックウッドは家主であるヒースクリフに挨拶に伺った所、嵐が丘の屋敷に住む変わった住人達に会い、そこであった事をスラッシュクロスの下女のネリーに話すと、ネリーが、親子三世代に渡るアーンショウ家とリントン家、両家の間の複雑な人間模様をロックウッドに語り始めます。
1200ページを超える作品ですが、8割はこのネリーが昔話を語っています。
最初ロックウッドという人間によって現在のヒースクリフを説明した後、ネリーによって過去のヒースクリフ、キャサリンを説明していく構図は見事だと思います。
この物語構成が嵐が丘が名作と言われ読まれ続けられている1つのポイントではないでしょうか。
嵐が丘におけるロックウッドの存在意義
ネリーという話し手から個性豊かな登場人物が織りなす複雑な物語を、両家からみて部外者であるロックウッドが聞きながら過去の歴史が徐々に明らかになりながら嵐が丘の物語が進んでいきますが
読者はロックウッド同様何があったか知らないのでロックウッドと同じ目線でネリーからの話を聞かされます。
ロックウッドは聞き手でしかないので物語において何かをするわけではないのではありません。
ただ嵐が丘という物語に現在という時間軸を設定するという点と、読者と同じ何も知らない人物としてこの物語に参加しているので読者は彼と同体験し共感し、読者はこの物語に引き込まれるのではないでしょうか。
嵐が丘は復讐劇なのか愛の物語なのか
嵐が丘という長編作品を読み孤児であるヒースクリフの上流階級への復讐劇だと感じる方もいれば、ヒースクリフとキャサリンの愛の物語だと感じる人もいれば、そのどちらでもある、と思うもおられると思います。本当に作品中様々な出来事が起こっているので、1言嵐が丘はこんな物語、だと説明するのは難しいと思います。
読者によって様々な感想が出てくるので、読み終わった後に他の方はどんな感想を抱いたのか調べていくのも面白いかもしれません
性格に難がある登場人物が多い嵐が丘ですが、唯一ネリーだけまだその中でマトモに見えます。
しかし嵐が丘はネリーというフィルターを通して過去の昔話が綴られていくので聞くので、ネリーが酷評した人物も実際には、そんなに悪い人ではないのではないか、むしろネリーこそが1番性格が悪い人物なのではないか?という読み方もできます
最後に
今回はエミリー・ブロンテが書いた嵐が丘について私なりに簡単に、あらすじ、感想、解説をしてみました
内容自体は難しくないので、古典作品をあまり読んだ事が無い人でもスラスラ読めるかと思います。
世界の10代小説にも選ばれている作品なので読んで損は無い作品だと思います。
是非手にとって読んでみてください



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