「幸福な家族」~幸せについて本気出して考えてみた~:武者小路実篤 [感想][あらすじ][解説]

読書

はじめに

今回は武者小路実篤の「幸福な家族」について書きたいと思います。

日本は他国に比べ幸福度が低いと聞きますがそもそも幸福というのは測れるものなのでしょうか。幸福というのは一人一人違う尺度が有るように思います。

今回はそんな幸せについて武者小路実篤の「幸福な家族」を読み考えて見ようと思います。

幸福な家族のテーマ
芋粥
芋粥

幸せとはなんぞや

「幸福な家族」はこんな人にオススメ

・幸せについて考えたい人

・家族について考えたい人

冒頭でも述べた通り幸せというのは一人一人違う尺度が有ると思いますが、武者小路実篤はこの作品を通してある幸せな家族を描き幸せについて彼なりの答えを描いています。

今回はこの作品から幸せについて掘り下げていきたいと思います。

あらすじ

野菜の絵を描く老ドイツ語教師の正之助・その妻である敏子と個性的な息子、正蔵と娘である綾子が、家族の幸せを願い生活していく。二人の子供に恋人が出き新たに家族が増える時、正之助は他人の幸せを追い求めることこそが自分の幸せだと改めて気づかされる

武者小路実篤文学について

「幸福な家族」に限らず武者小路実篤文学全般に言えるのですが、彼の作品を読んで感じるのは「素朴」「質素」です。人生にたいしてここまでまっすぐに素直に純木に描ける作家は他にいないのではないでしょうか。彼の作品を読めば、誰もが心が暖かくなり、誰かに優しく出来る、そんな作品ばかりです。「幸福な家族」もこの例にもれず、読むと心が暖かくなり優しい気持ちで満たされ人生に対して誠実に愚直に生きようと思う事が出来ます。

現代人は賢くなりすぎたが故に効率化を求め人間本来の素朴な感情が無くなっている気がします。そんな世の中だからこそ武者小路実篤文学に触れるという事は、日本人にとって忘れてはならない考え方、生き方を私達に教えてくれるように思います。

武者小路実篤の描く幸せとは

🍏はこの作品を読み幸せとは「誰かをを想える事」だと感じました。この作品では家族の生活を描いてますが、家族一人一人が誰かを思っています。娘の綾子は兄である正蔵とその恋人である千津がうまくいくように、父の正之助は綾子が川上に恋しているのに気づき、娘を幸せにしてやりたいと心の底から思うようになります。このように他人を思いやる循環が家族の間でおこなれていき「幸せな家族」になっていきます。

「誰かの幸せを願う事」こう想える事自体が幸せであり、人間として持つべき感覚のように思います。

お金で幸せを買う事は出来ますが、その幸せは非常に短時間で消える幸せのように思います。

何を幸せだと思うのは一人一人異なると思いますが、武者小路実篤の描く幸せはとても暖かい気持ちを起こさせるものでした。

これは綺麗事に聞こえるかもしれません。

お金がなければ幸せは築けないのも分かります。しかしそのお金を自分の為に使うのか、他人の為に使うのかで、幸福度は変わってくる気がします。

私🍏は他人の幸せの為に頑張れる、努力が出来るという心持ちが持てる事が1番の幸せ者だと思います。

最後に

今回は武者小路実篤の「幸せな家族」を紹介しました。幸せについて考えたい人、家族について考えたい人、は是非手にとって読んでほしい1冊です。

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