「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ:[感想]

読書

アルケミストのテーマ

今回はパウロ・コエーリョの書いた「アルケミスト」について書きたいと思います。

みなさんは今、実現したい夢というのを明確に持っていて、それを実現するために惜しみない努力をされているでしょうか。年を重ねれば重ねるほど、自分の限界点を作り、夢を追いかけるどころか夢を持つことさえ忘れてしまっている人も多いのではないのでしょうか。

今回ご紹介するこのアルケミストは自分の夢を追いかけ続けた少年の夢と勇気の物語です。夢や希望を持つことを忘れてしまい味気ない人生を受け入れてしまっている人に是非読んでほしい一冊です。そしてこの本を読むと人生を変える・変わる“前兆”は日々の何気ない生活のなかにあり自分がそれを信じて行動できるかどうかで人生は大きく変えられることが出来ると学ぶことが出来ます。

アルケミストのテーマ
芋粥
芋粥

人生における夢とはなにか、そして夢を実現するとはどういうことか

アルケミストはこんな人にオススメ

「人生における夢とはなにか、そして夢を実現するとはどういうことか」

このようなテーマからアルケミストはこのような人達に勧めたいと思います。

・「夢を追いかけている人、夢を持つことを忘れてしまった人、夢はあるが苦しくてくじけそうな人」

当たり前ですが全ての人が夢を実現できるわけではありません。

しかし夢や希望が実現できる可能性があるからこそ人生は楽しいのです。

あらすじ

羊飼いのサンチャゴは自分がピラミッドで宝をみつけるという夢を繰りかえしみていました。同じ夢を見ることを不思議に思いながら旅を続けているとある町で老人と出会います。その老人はサンチャゴに「おまえは自分の運命を発見した」そして「自分の宝物について知りたかったら羊の10分の1を私によこしなさい」と告げます。

サンチャゴは最初この不思議な老人に不審を抱きこのまま羊飼いとして旅を続けることにしますが、羊を購入したいという友人がたまたま現れこの“前兆”に驚き老人に残った羊を売り、老人に「ピラミッドにお前の宝物がある」と教えられます。自分の夢を知るはずのない老人がサンチャゴにエジプトへ行く事を促したので、このことに運命を感じたかれは自分の運命を実現するためエジプトへと向かいます。幾多の苦労のすえにサンチャゴはついにピラミッドにたどり着き宝物を探していると戦争難民に見つかり彼等に持っていた金を盗まれてしまいます。そして立ち去る時にその難民は同じ夢見ただけで、わざわざピラミッドまで来たサンチャゴをあざ笑い「むかし俺も夢で教会の中にいちじくの木があり、その下を掘ると宝があるという夢を繰り返しみた」と言った後立ち去ります。金を盗まれたサンチャゴでしたが、嬉しさがこみあげてきました。その教会はサンチャゴがよく知っている教会だったのです。そして彼は見慣れた町に戻り宝を手に入れます。

夢を持つこととは

ここからは私🍏が個人的に思ったことを書いていきたいと思います。

この本のテーマは「人生における夢とはなにか、そして夢を実現するとはどういうことか

」というのを冒頭で書きましたが作品を通して「夢」「運命」そして「前兆」という言葉が多く出てきます。みなさんは人生の中で多くは無いにしろ一回くらいは「運命を感じる」というのを経験したことがありませんか。言葉で説明するのは難しいですが、

あのときの何気ない行動が今の自分の立ち位置に大きく影響した。といえばピンとくる方もおおいのではないのでしょうか。

サンチャゴは老人と出会い羊飼いを辞めて旅に出るか迷っていた時、残りの羊を買いたいという友人と出会いこの偶然に驚きます。しかし老人はこれを好運の原則といい、人が本気で何かを望んだとき、世界が夢を実現させようと動く。これが好運の原則だと説明します。しかし世界は最初のスタートダッシュの時しかたすけてくれません。その後夢をおいかけようとすると様々な苦労に立ちむかう必要あります。

主人公であるサンチャゴが「エジプトで宝をみつける」という夢を実現するまで非常に多くの出来事があります。エジプトまでの旅行費を盗まれた為にエジプトへ行くことを断念し、もう一度安定した羊飼いに戻るための資金を稼ぐ為に繁盛していないクリスタル商人のもとに身を寄せたりします。

どんな人でも夢や希望を抱いたことが有ると思います。しかし私達の心は自分が夢を追及する人間に値するのか、壁にぶつかり達成できるはずがないと思い夢を追及する事を諦め、恐れます。そして気付いたら希望もなにもない味気ない日常を選んでいます。

サンチャゴも一度は夢を諦め羊飼いに戻ろうとしましたが、羊飼いに戻ろうと思えばいつでも戻ることが出来る。しかしエジプトに行くことは今しかできないだろう、と思い直しもう一度エジプトへ行くことを決意します。

夢を追いかけるということは決して楽ではありません。しかしその追いかけている一瞬一瞬はとても輝かしいものであり、生きている事を実感させてくれます。

自分には夢が無いという人も人生を変えてくれる“前兆”というのは実は目の前に転がっていてそれをしっかり掴みとれるかによって差がでるように思います。

物語にでてくる夢をかなえられなかった人達

しかし“前兆”をしっかりつかみ取り、くじけない心をもって努力したとしても全ての人の夢がかなうわけではありません。この作品では夢をかなえることの出来なかった人物が多く出てきます。彼等には何が足りなかったのでしょうか。才能・努力・運。色々な要素が挙げられると思います。

作品の中で錬金術について長い間研究し錬金術師に会いたいと願っている人物が出てきます。しかし錬金術師に会えたのは彼ではなく、錬金術について何も知らないし努力もしてこなかったサンチャゴでした。夢というのは凄く残酷なような気がします。

サンチャゴのような世界から選ばれた人物しか夢を実現することはできないのでしょうか。

ここからは私🍏の解釈になりますが、私🍏はサンチャゴが思った通りの夢を実現できたとは思っていません。確かにサンチャゴは最終的に宝を手に入れることに成功しますが、エジプトでは手に入れることは出来ませんでした。難民から宝のありかを教えてもらい結果的にある教会で宝を手に入れることに成功します。

自分が望む夢と世界から提供される運命。これは決してイコールではないと思います。

前兆をしっかり掴み、一生懸命生きる。これが大切だと思います。希望とは異なったとしても、一生懸命生きることで与えられた命を限りなく成長させることが出来ると私🍏は信じます。

スポーツ選手になろうと死に物狂いで努力した結果、ケガをしてしまい夢を諦めてしまったとしても、それは何かの前兆で新たな人生のスタートきるキッカケになるのだと思います。ここで一番いけないのはこれを前兆と思わずただの不幸だとなげくことではないのでしょうか。

サンチャゴは旅に出てクリスタル商人のもとで商売の勉強、錬金術師からは心について学びます。これらの事は羊飼いのままだったら決して得られるものではありませんでした。

何気ない行動がくさりのようにつながっていき、人生を変えて気づいたら自分を成長させてくれるキッカケになっていると思います。

さいごに

今回はアルケミストについて書きました。

現代社会に生きていると何気ない日常を淡々と生活してしまい自分の希望・夢を忘れてしまいます。この本をよむと夢を持つことの素晴らしさを改めて教えてくれるように思います。夢を追いかけている人、夢を持つことを忘れてしまった人、夢はあるが苦しくてくじけそうな人に是非読んでほしい一冊です。

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